2019.02.27(最終更新)

バリ島のウェディング・挙式・結婚式をするときの招待状の書き方とマナー


s-バリ島のウェディング・挙式・結婚式をするときの招待状の書き方とマナー
華やかで美しいウェディングドレスや色とりどりに咲き誇る花々。想像するだけで心躍るバリ島での海外ウェディングですが、実際に行うとなると日本での挙式の常識とは異なる部分が多く、少し悩んでしまうこともあります。そのひとつがゲストへの招待状です。日本の場合と同様、日時と場所を伝えて返信をもらう、というだけでは不十分。バリ島ウェディングならではの招待状の書き方とマナーをご紹介します。

まずは事前の打ち合わせが重要

バリ島で海外ウェディングを行う場合、友人への連絡も「○月○日に結婚式をするから来てくれる?」「いいよ」というように簡単にはいきません。バリ島への渡航は成田空港からで約7時間。どんなに急いでも2泊以上はかかるので、事前の日程調整や渡航費用の負担の確認などが必要です。いきなり招待状を送るのではなく、必ず日程と渡航費用について確認した上で、出席してもらえることになったならば招待状を送る、という手順を踏むようにしましょう。出欠を確認するために招待状を送るというよりも、あくまで確認のために「旅のしおり」的に招待状を送るという感覚が近いようです。

※関連記事:
バリ島挙式・結婚式に親族や友人を招待するときの費用負担の常識

招待状に必ず書いておきたい項目

日本での挙式と同様、バリ島で海外ウェディングを行う場合でも「挨拶文」、「挙式日時」、「挙式会場」などの基本情報は必須です。現地でパーティーを行うならば日時と会場、出欠確認が必要ならば出欠はがきの返信締め切り日なども記載する必要があります。文章は「区切り」を意味する句読点を使わないように、一字空けて書くようにしましょう。ここまでは日本での挙式の場合と同じです。では、他にも「バリ島ウェディングならでは」という項目があるので詳しく見ていきましょう。

渡航費用の負担

事前に確認しておいた渡航費用の負担について招待状に明記しておきましょう。口頭の説明だけでは行き違いが生じる恐れもあります。新郎・新婦が渡航費用をすべて負担する場合は「遠方よりご参列頂きますので 交通費・宿泊費はすべて私たちで負担させていただきます」と一言添えておくといいでしょう。ゲストに渡航費用を負担してもらう場合は「旅費をご負担いただきますので ご祝儀などのお気遣いはなさらないようお願いいたします」と添えて、「祝儀は必要ない」ということを強調しておきましょう。パーティーを行うならば「パーティー会費も必要ない」ということも書いておくとゲストは安心です。

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ドレスコード

バリ島で海外ウェディングを行う場合、日本から礼服を運んでくるというのもなかなか大変です。ゲせっかくのリゾート婚ですから、民族衣装やリゾートワンピースなど、スマートカジュアルをオススメしてみるのもよいアイディアです。

その場合、招待状には「襟付き半袖シャツやリゾートワンピースなど スマートカジュアルでお越しください ビーチサンダルなどはご遠慮くださいますようお願いいたします」と書いておくとよいでしょう。また、何かテーマカラーなどを決めているのであれば、その旨も記載しましょう。ビーチサンダルはマナーとしてもNGですが、硬い床の上ではペタペタと音がしてしまうので、格好のよいものではありません。同じサンダルでもかかとにストラップがあるものならマナー違反にはならないので、問い合わせがあったらそうお答えしましょう。

あると便利な「旅のしおり」

招待状本文に必須ではありませんが、あると便利なのが「旅のしおり」です。結婚式のタイムテーブルなどを事前に知らせておくことで、ゲストは他の時間を自由に使うことができ、バリ島を満喫することができます。特に仕事を休んで参列してくれる友人には、せっかくなので結婚式だけでなくバリ観光なども楽しんでほしいですよね。ここでは「旅のしおり」に載せておくと便利な項目についてご紹介しましょう。

結婚式のタイムテーブル

最低でもこれだけの項目はあった方がよいでしょう。

  • 新郎・新婦の準備開始
  • 参列者の集合場所・時間
  • 挙式会場・スタート時間
  • 披露パーティー会場場所、スタート時間
  • 披露パーティー終了予定時間

新郎・新婦や親族のスケジュールまで掲載するのは「この時間は新郎・新婦や親族と連絡が取れない」ということを知らせるためです。空港や挙式会場からの送迎がある場合は、その旨も書いておくとよいでしょう。

挙式会場・宿泊先などの連絡先・地図

道に迷ってしまった場合に備えて、挙式会場・宿泊先などの連絡先や地図があると便利です。どのゲストからも連絡が取れるように、新郎・新婦の宿泊先を掲載するのも忘れずに。緊急連絡先などもまとめておくと便利です。

レストランや観光情報

結婚式以外で食事を取る機会が多いのならば、レストランなどの情報があるととても重宝します。海外旅行に慣れていないゲストはチップの渡し方や相場が分からないこともあるので、簡単な観光情報もあると便利です。

ウェブ招待状

海外ウェディングを検討されている方の中には、海外から参列者もいる場合もあります。
そうなると、郵送での招待状だと大変になる場合もあります。そんな時には、ウェブの招待状などもお勧めです。
内容も随意更新できたり、写真もアップできたりするので、友人間のやりとりでは、こちらもお勧めです。
参考:Weddingday : https://weddingday.jp/

SNSでの招待はアリ?

親しい友人のみを招待することが前提の場合は、SNSなどでグループをつくり、一斉招待することも手段としてはアリでしょう。
事実、葉書や手紙で招待状を送っても、返送するのが面倒だということもあります。いざ探すとポストってなかなか見つからないのですよね。それゆえに、期日までに返送し忘れてしまう、ということも多々あります。

その点、SNSでの招待なら、携帯電話ひとつでいつでも出席の可否の連絡ができます。そしてグループで一斉招待した場合は、招待客も「あの人を招待しているのだな」と探りを入れることができて、仲間内で衣装やエアの時間、滞在スケジュールなども事前に打ち合わせができるので効率的でもあります。
その際も、「挨拶文」、「挙式日時」、「挙式会場」などの基本情報は必ず記載するようにしましょう。また、いくら親しい関係とはいっても、「親しき仲にも礼儀あり」。
友人たちの貴重な時間をいただくわけですから、感謝の気持ちを込めて敬語で文面をつくりましょう。

まとめ

バリ島での海外ウェディングは、挙式を行う新郎・新婦だけでなく、参列者にもバリ島を楽しんでもらえる絶好のチャンスです。「一緒に楽しんでもらいたい」という気持ちを込めて、招待状を書いてみてくださいね。

最終更新日:2019.02.27

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