2019.02.26(最終更新)

バリ島挙式・結婚式に親族や友人を招待するときの費用負担の常識


二人の新しい門出になる結婚式。親族や友人に祝ってもらえるならば喜びもひとしおです。しかし海外挙式で気になるのはゲストの旅行費用。誰がどのように負担するものでしょうか。誰が負担するのか、一般的な夫/妻の持ち出し費用までを調べてみました。
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 その他の費用も含めたまとめはこちらです。
 バリ島挙式・結婚式にかかる費用の内訳と目安

ゲストの人数は平均9.8人

リクルート「ブライダル総研」が発表した「ゼクシィ海外ウエディング調査2018」によると、海外での挙式・結婚式にゲストを招待した人は79パーセント。約2割は二人きりで結婚式を行っています。

バリ島の場合、ゲストの人数の平均は9.8人。親4人、兄弟・親類3人、友人3人という内訳が最も多いようですが、友人を6~10人招待した人も40パーセントと少なくありません。

宿泊日数は新郎・新婦より少し短め

バリ島での結婚式の場合、新郎・新婦の滞在期間は5泊7日(機中1泊)が平均的。ゲストの宿泊日数はそれより少し短めに設定します。新郎・新婦は事前の打ち合わせなどにも時間を必要としますし、年配の親族がいる間は観光のサポートなども必要です。ゲストが帰国してから、二人の時間を楽しむことになるので覚えておきましょう。

友人の旅費は全額自己負担、ご祝儀はなし

友人の旅費は、各自で全額自己負担してもらうことが一般的です。列席をお願いするというよりも、友人が「参加したい」と言って参加してもらう場合がほとんど。友人の好意で参加してもらうことになります。また数泊分の宿泊費と飛行機代を負担するのはかなり高額なので、現実的にも難しいようです。

その分、ご祝儀はいただかないのが基本。ご祝儀をいただいた場合には、同額程度のお土産などを用意して差し上げるといいでしょう。

列席者の旅費は家族や友達関係によって異なる

列席者が家族や親族の場合は、、その負担額も家族によって異なるようです。さきほどの調査によると家族や親族の場合は、

  • ・「すべて負担した」…14パーセント
  • ・「一部を負担した」…36パーセント
  • ・「まったく負担しなかった」…50パーセント

と、新郎・新婦が「まったく負担しなかった」という人も半数を超えています。ご祝儀がわりに親族が自己負担するというケースもありますが、家族旅行をプレゼントする意味も込めて新郎・新婦が全額負担するというケースもあるようです。

ちなみに、海外ウェディングの平均総額はは「150~175万円」となっており、ゲストの人数や、全額負担するか一部負担するかで金額が異なるため、平均を出すことは難しいのですが、バリ島ならば航空券・宿泊代で1人あたり15万円前後が相場だと言われています。

旅行の手配は誰がするの?

ゲストの宿泊先や航空券などの手配については、

  • ・「列席者の分もすべてまとめて手配した」…40.6パーセント
  • ・「列席者の分はまとめて手配した分もあるし、各自にまかせた分もある」…33.3パーセント
  • ・「列席者の分はすべて各自にまかせた」…25.5パーセント

となっています。宿泊先や航空会社によってかなり値段が変わるため、新郎・新婦がすべて手配してしまうとゲストが思っているより高くなることがあり得ます。新郎・新婦が全額旅費を負担する人についてはまとめて手配し、それ以外の人に関してはそれぞれ手配をまかせるのが無難かもしれません。

ゲストにとっては、ふたりの挙式も思い出を刻む旅行の一部。ゲストの方が充実して過ごすことが最優先です。宿泊先や航空券を自分たちで手配する場合には、なるべくゲストの要望を聞いてから手配することがオススメです。

招待状は送るもの?

国内での結婚式の場合、ほとんどは招待状をお送りしますが、海外での結婚式の場合は口頭で招待する人が70パーセントと最も多いようです。次いでメールやSNSが31.8パーセント、招待状が20.3パーセントとなっています。

招待者が少ないので口頭でも失礼に当たることは少ないでしょう。招待状代わりに日程やホテルの場所などを書いた「旅のしおり」を渡す人もいます。

ただし、口頭だけの場合は日にちを忘れてしまったり勘違いされたりする恐れもあるし、仕事をしている場合は慶事休暇や有給休暇を取る必要もあるので、改めて文書でお誘いすることが鉄則です。

招待しない場合に、日本で披露宴・披露パーティを行う

結婚式にゲストを招待しない代わりに、日本で披露宴や披露パーティをするカップルも33パーセントと多くなっています。中には「日本でも挙式を行った」という人も。「挙式も披露宴・披露パーティも行わなかった」という人は57パーセントと半数以上。

たくさん友人を呼びたいけれど海外だから難しいという場合には、カジュアルなものでもいいので披露パーティを行うとよいかもしれませんね。

会場についても、レストランのほかレンタルスペース、キャンプ場など、選択肢はさまざまです。
ふたりの思い出の場所であったり、友人たちとの共通の趣味の場所を選択するのもいいかもしれません。
その際は会費制にするのがスマートでしょう。会費制であればご祝儀の必要もないし、友人たちも懐を気にすることなく気兼ねなく参加できます。
実は披露宴・披露パーティは、友人たちにとって懐かしい友人たちに会える場であったり新しい出会いの場だったりします。のちのち感謝されることにもなるかも!?

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まとめ

日本での結婚式では、遠方からのゲストに対して新郎・新婦が一部または全額旅費を負担することがほとんどです。特に年配の親族の場合、新郎・新婦が全額負担するものと考える人も少なくありません。海外で結婚式を行う場合にはご祝儀をお断りしますが、それでもゲストの負担は大きいので、親族や友人を招待するときの費用については事前によく確認するようにしておきましょう。

一生に一度の結婚式だから、自分たちはもちろん、ゲストも満足できるような時間を一緒に過ごしたいもの。お金は頑張れば稼ぐことができますが思い出はプライスレス。現在は挙式ローンもあることですし、お金の負担を気にせずみんなハッピーな挙式になるように心がけてみてはいかがでしょうか?

参考:「ゼクシィ海外ウエディング調査2018 報告書」(リクルート「ブライダル総研」)

最終更新日:2019.02.26

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