海外挙式の準備は、国内挙式では重きを置かれる披露宴のダンドリを考えなくて済むため、比較的楽チンといえます。とはいえ、雨季には気を付けるなど、海外ならではの注意点もたくさんあります。ではこれから、バリ挙式をあげる際に必要な準備と流れをチェックしましょう!
ステップ1 まずは式場や手配会社を下調べ
海外挙式の一番の問題、それは式場を見学できないことです。景観や雰囲気は当然のことながらバッチリ、でも式場は思ったものと違った……ということにならないよう、まずはインターネットなどで式場を探し、その式場を運営している国内サロンへ二人で相談に行くのがベストでしょう。
また、「披露宴の準備がないのなら、準備はゆっくり始めていいの?」と思いがちですが、航空券の手配を安く済ますこと、人気の式場をいち早くおさえることを考えれば、早くから動くに越したことはありません。式場は1年前から予約できるのが一般的です。二人でサロンを回れるだけ回り、半年前には式場を決めておくのがいいでしょう。
挙式時期は、バリの雨季である11月から3月までを避ければ、あとはすべてがベストシーズンです!そう、バリでなら、日本では梅雨と諦めがちなジューンブライドが叶います!6月でも素晴らしい青空と海が味わえるでしょう。一応の注意点が夏休み期間やGW期間です。こちらは航空チケットが高めになるので要確認となっています。
ステップ2 具体的な予算を決め、プランを詰める
式場の国内サロンをいくつか回り、プランを提案してもらっているうちに、二人の頭には一定の予算感が芽生えているはずです。式場が決定したら、具体的な予算とプランを詰めていきましょう。式場にもよりますが、3ヶ月前までには予算決めします。
結婚は費用がかさむもので、引越しや両家への挨拶などでもお金が飛んでいきます。ポイントは、挙式だけでなく結婚の全体プランを考え、予算を決定することです。バリで挙式をするとなれば、そのままハネムーンを楽しんで、帰国後に友人にお披露目する場を設けてることになります。
このように、海外挙式の予算を考えるときには、挙式、ハネムーン、帰国後披露宴の3つを念頭において計算しましょう。ざっくりした予算が決まったら、挙式料やドレス代、旅行費などへ振り分けてみて、二人が納得できる形を探します。
ステップ3 現地でのスケジュールを決める/花嫁の身支度を考える
予算もプランも決まったら、いよいよ現地でのスケジュールを詰めていきます。挙式は何泊めに行うか、招待客のお迎えはいつ行くか、誰といつ、何を食べるか、ハネムーンではどこを回る?などなど、あくまで旅行の流れの中に挙式を組むことで、トータルプランが見えてきますよ。
旅行日程をざっくりと決めたら、挙式日に集中して当日の詳細をイメージするようにしましょう。およそ2ヶ月前までには、旅行の全体像が見えているようにしておきます。
一方で、花嫁はドレスを最終的に決定し、下着やドレス小物、ヘアメイクやブーケといった自分の身支度について考えてゆくべきときです。とくに式前にシェービングやエステを行いたい場合には、予約がいっぱいでできなかったということにならないよう、早めに手配をしましょう。現地のメイク技術が心配なら、国内サロンに打ち明けリハーサルをすることをおすすめします。
ステップ4 招待客へ招待状の発送
身内だからと簡略化せず、1ヶ月前までには招待状を送っておきましょう。特に両親が海外旅行に慣れていない場合は、チケットとともに空港でのふるまいや機内マナーについてのメモを添えれば、余計なトラブルを避けられますし、安心してもらえるでしょう。
招待状には、挙式の詳細だけではなく出発から帰国までの簡単なスケジュールを記します。持参すべきものも忘れずに書きましょう。ただしこれは海外旅行に慣れ、現地で自由に楽しみたいという親族には不要かもしれません。このあたりは親族の状況に合わせてください。
ステップ5 持ち物を確認し、発送物と持参物、現地調達とに振り分け
半月前までには、挙式のために必要な小物がすべて揃っているようにしたいものです。国内サロンと相談し、重いものや繊細なつくりのものはドレス等と一緒に運んでもらえないか相談しましょう。
また、招待客への引き出物は現地で調達すると、海外挙式のムードがぐっと高まります。日程に余裕があれば現地で選ぶようにしましょう。荷物にならない小さなものがベストです。
挙式直前には、持ち込み品のチェックリストを作り、自分のお肌や体調管理に十分に気をつけながら過ごします。一生に一度の晴れ姿が目前と思えば緊張してしまうかもしれませんが、親族中心のカジュアルさが海外挙式の持ち味です。あまり気負わず、ゆったりした気持ちで当日を迎えましょう。