海外挙式は女性の憧れでありながら、いざ実行するとなるとさまざまな不安がつきまとうものです。誰かに相談したいと思っても、海外で結婚式をしたことのある友人や親類はまだまだ珍しく、結局一人でうだうだと悩んでしまいがちです。そこで今回は、海外で挙式をあげたい未来の花嫁さんのために、バリ滞在中と挙式当日の流れをご紹介します。
挙式2日前には現地入りを
成田空港からバリのデンパサール国際空港まで、飛行時間はおよそ7時間半程度です。「朝早く出れば、挙式の前日でもOK?」という考えもアリですが、前日ですとどうしてもバタバタ気味になってしまいますし、リハーサルのことを考えると、やはり2日前には現地入りしておくのが望ましいでしょう。現地入り当日は、翌日のスケジュールを確認して、お肌と健康のためにもゆっくり休むのがベストだと思います。
挙式1日前は挙式会場の下見とリハーサル、持ち込み品チェック
招待客を万全の状態で迎えるため、手配会社や現地の担当者と最終打ち合わせを行います。また、忘れ物はないか、必要なものはすべて届いているかなどのチェックを忘れずにやっておきましょう。場合によっては、ここでドレスのフィッティングやリハーサルメイクを行います。希望があれば前撮影を行うことも可能です。
なお、招待客が到着したら、できるだけ迎えに行き、明日の集合時間や場所について軽く確認をしておきます。ここで、招待客の忘れ物が発覚したり、なんとなく不安だと持ちかけられたりすることが多々あります。問題はその日のうちに解消してあげるといいでしょう。
挙式当日は早めに式場入りしてスタンバイ
挙式時間はさまざまですが、挙式後に食事を行うことを考えれば、正午近くか夕方がベストタイミングだと思います。挙式の2時間前には式場入りし、着替えと最終チェックを済ませましょう。撮影は、希望のカットが撮れるよう、カメラマン主導により挙式前後から随時行います。
実は、バリ挙式の醍醐味はこの撮影にあるといっても過言ではありません。ビーチや異国情緒あふれる自然をバックにしたショットは、いずれも文句なしにサマになります。様々なことが目白押しのスケジュールで疲れていたとしても、ぜひカメラマンの提案に応じてさまざまな場所で撮影を行いましょう。アルバム完成時の満足感はプライスレスです。
いよいよ挙式!所要時間はおよそ30分
挙式自体の流れは日本で行うキリスト教式とそれほど変わりはありません。バリの青空と美しい海をバックに、永遠の愛を誓います。祭司の誘導により、指輪の交換や誓いのキスを行い、祝福の言葉を受けて退場します。挙式の所要時間は、およそ30分間です。
挙式後のパーティーは2時間から3時間をめどに
挙式後、フラワーシャワーで祝福され記念撮影を終えたら、パーティー会場へ移動します。あとは、ウェディングケーキのカット、スライド撮影など国内と流れは一緒ですが、南国の陽気な雰囲気の中で行うそれは、ゲストの心の中にも格別な思い出として刻まれるでしょう。
招待客は解散、新郎新婦は撮影が終わり次第ホテルへ
パーティーがお開きになったら、ゲストらは解散し、ホテルの個室などで着替えと休憩をします。しかし、新郎新婦は必要なショットを撮り終えるまで衣装を脱げません。撮影が終わったら、やっとホテルへ戻ることができます。クタクタになっているかもしれませんが、ここをもうひと踏ん張りして衣装や小物などを返却し、体も心も身軽になってゲストと二次会などを楽しみます。
翌日はゲストのお見送り。あとはハネムーンを思いきり満喫!
翌日、ゲストの出発時間に合わせて待ち合わせ、感謝の気持ちを伝えてお見送りします。その後は、二人だけのハネムーンをゆっくり楽しみましょう。お疲れ様でした、お幸せに!
忙しいようだけど、空き時間はわりとある!
現地入りから少なくとも3日間は挙式のために行動することになるため、「せっかくの海外旅行なのに、何だかもったいない?」と思ってしまう人もいることでしょう。でも、リハーサルやチェック、送り迎えの時間は、ほんの数時間ずつに過ぎません。
どこにいても見渡す限りの大自然が楽しめるバリは、レジャースポットへの移動時間が短くて済みます。滞在1日目、2日目、そして挙式当日でも、空き時間を上手に使えばバリの魅力を十分に実感できます。空き時間を楽しむためには、下調べが必須です。二人がどこで何をしたいか、きちんと計画しておくのがコツです。